新人CADオペでもできる!Antigravityで作るAutoCAD 2026アドイン開発ガイド
2025年12月29日
社長、お疲れ様です!Google Antigravity、教えていただいた通りインストールして日本語化までバッチリ終わりました。画面がモダンで、これだけで仕事ができる人になった気分です!
お疲れ様、デジ美さん。日本語化まで済めば、もうこっちのものだね。でも、ツールは使ってこそ価値がある。今日は、そのAntigravityをフル活用して、AutoCAD 2026向けのC#開発をいかに「楽に」進めるか、僕の秘蔵のテクニックを伝授するよ。
待ってました!でも社長、AutoCAD 2026のアドイン開発って、.NET 8になってから環境構築がすごく大変だってネットで見ました。専用のウィザードとかを入れないとダメなんですよね……?
ははは、デジ美さん。その「ウィザードを入れなきゃ」っていう考え方自体が、もう「めんどくさい」の始まりなんだよ。
1. AutoCAD 2026と.NET 8の「脱・ウィザード」宣言
ええっ!?ウィザードが要らないんですか?Visual Studioを使う時は必須だと教わった気がしますが……。
以前の.NET Framework時代は設定が複雑だったから、ウィザードが橋渡しをしてくれていたんだ。でもAutoCAD 2026からは**.NET 8**が採用された。これが大きな転換点さ。構造自体はすごくシンプルになったんだよ。
構造がシンプル、ですか?
そう。プロジェクトファイル(.csproj)が驚くほど短くなったんだ。Antigravityなら、エージェントに「AutoCAD 2026用のプロジェクトを作って」と一言指示するだけで、最適な設定を自分で書き上げてくれる。ウィザードを検索してインストールする手間すら、僕は省きたいんだよ。
なるほど……!自分で環境構築の迷路に入らなくていいんですね。
2. ビルドはAIエージェントに「丸投げ」する
でも社長、コードを書いた後の「ビルド」はどうするんですか?AutoCADで読み込むにはDLLファイルが必要ですよね。Antigravity上で作成できるんでしょうか。
もちろん。AntigravityはVS Codeをベースにしているから、.NET 8 SDKが入っていればコマンド一つでビルドできる。いや、コマンドすら打たなくていい。エージェントに「ビルドして、binフォルダにDLLができているか確認して」と言えば、彼らが勝手にターミナルを操作して進めてくれるんだ。
ええっ、ターミナルまでAIが操作してくれるんですか!?
そうさ。もしエラーが出ても、エージェントが「あ、参照設定が足りないみたいですね」なんて言いながら、自分でコードを修正してビルドが通るまで試行錯誤してくれる。まるでもう一人、プログラマーの先輩が隣に座ってくれているようなものだね。
それは心強いです……!私、ビルドエラーが出るといつもパニックになっちゃうので。
プロのプログラマーが横でチェックしてくれているような安心感だろう?僕たちはもっとクリエイティブなことに頭を使えばいいのさ。
3. エージェントを育てる「最強のプロンプト」と詳細ルール設定
社長、私も早くエージェントに指示を出してみたいです!でも、なんて言えばAIがそんなに賢く動いてくれるんですか?
よし、デジ美さんに僕が普段使っている「最強の設定方法」を教えよう。Antigravityには、プロジェクト全体の「憲法」を決める設定があるんだ。これをやるかやらないかで、AIの精度が天と地ほど変わるよ。
設定……どこをクリックすればいいんでしょうか?
まず、Antigravityの左サイドバーの一番下にある**「歯車アイコン(設定)」をクリックしてごらん。その中の「Agent Settings」を開くと、「Agent Rules」**という大きな入力欄があるはずだ。
ありました!ここに何か書くんですか?
そう。あるいは、プロジェクトのルートフォルダに .antigravityrules というファイルを作ってもいい。そこに、この内容をコピー&ペーストするんだ。
【Agent Rulesに設定する内容】
AutoCAD 2026開発コンテキストを遵守せよ。
ターゲットフレームワークは
net8.0-windows、プラットフォームはx64とすること。
AutoCAD.NETNuGetパッケージ(Ver 25.0.0)を使用すること。
AutoCAD.NET.ModelとCoreはExcludeAssets="runtime"を設定し、出力フォルダへのDLLコピーを防止してください。Transactionは必ず
usingブロックで囲み、最後にCommit()を実行するコードを書いてください。
できました!これで準備完了ですか?
ああ。次は右側の**「Chat(エージェント)パネル」**を開いて、実際にプロンプトを投げてみよう。例えばこうだ。
(プロンプト例):
「AutoCAD 2026用のC#プロジェクトを新規作成して。コマンド名は 'MY_LINE'。始点と終点をユーザーにクリックさせて、その間に線分を引くコードを書いて。プロジェクトファイル(csproj)の設定も忘れないで」
入力しました!……わっ、エージェントが勝手にファイルを5つくらい作り始めました!
(返答例):
「承知いたしました。AutoCAD 2026 (.NET 8) 用のプロジェクトを構成します。x64ターゲットおよび必要なNuGet参照を追加しました。線分作成コマンド MY_LINE を実装した Command.cs を生成します。Artifactsを確認してください。」
社長、これ、画面の右側にコードが表示されてますけど、まだファイルには書き込まれていないんですか?
その通り。そこがAntigravityの賢いところさ。生成された内容が良ければ、Artifacts画面の右上にある**「Apply(適用)」**ボタンをクリックする。そうすると、実際のフォルダにファイルが保存される仕組みなんだ。
自分の手で1行もコードを書かずに、プロジェクトが立ち上がっちゃいました……!
4. Artifactsで成果物を確認し、一瞬で適用
Applyボタンを押した後は、もうビルドの準備ができているはずだよ。
でも社長、ビルドの設定とか、デバッグの設定はどうすれば……?
それもチャットパネルで「ビルドして」と打つだけさ。エージェントがターミナルを開き、dotnet build を実行してくれる。ビルドが成功すると、またArtifactsに「Build Success」というレポートが出るから、それを確認すればいい。
自分で1行ずつタイピングしていた時間が、なんだか嘘みたいですね。
効率化っていうのは、単に時間を短縮するだけじゃない。人間がやりがちな「スペルミス」や「設定漏れ」というリスクを削ぎ落とすことでもあるんだ。設計図で1ミリのズレが致命傷になるように、開発環境の小さなミスもAIに防いでもらうのが一番さ。
5. テスト自動化!スクリプトファイルで一気にAutoCAD起動まで
社長、DLLは無事に完成しました!でも……ここからAutoCADを立ち上げて、毎回 NETLOAD って打ち込んでファイルを指定するの、ちょっと面倒じゃないですか?
おっ、デジ美さんも「めんどくさい」と感じるようになったか。それは効率化の才能がある証拠だよ!その手間も、Antigravityのエージェントに任せちゃおう。
ええっ、そんなことまでできるんですか?
もちろん。エージェントにこう指示してごらん。 **「このDLLをAutoCADでテストしたい。AutoCADを起動して、このDLLを NETLOAD するための .scr (スクリプトファイル) を生成して」**ってね。
スクリプトファイル……あ、自動実行の指示書みたいなものですね!
そう。そうすれば、エージェントがビルド済みのDLLのパスを書き込んだスクリプトをサッと作って、AutoCADを起動する準備まで整えてくれる。僕たちは起動したAutoCADで、新しく作ったコマンドを打ち込むだけでいい。橋の検査に行く前に、必要な機材とチェックリストを全部車に積み込んでおいてもらうようなものさ。
デジ美: 開発からテストまで、一度も迷わずに進められますね!社長、ありがとうございます!
まとめ:楽をすることは、より良い設計への近道
どうだい、デジ美さん。面倒な設定やビルド、そしてテストの準備までAIに任せてしまえば、僕たちは「どんな便利な機能があれば、図面作成がもっと楽になるか」という、本来の仕事に集中できるだろう?
本当ですね。今までは「どうやってプログラムを動かすか」ばかり気にしていましたけど、これからは「どんなツールでみんなを助けるか」を考えられそうです。
その意気だ。効率化は、決してサボるためにやるんじゃない。より安全で、より正確な設計をするための時間を作るためにやるんだ。橋の計算を自動化すれば、それだけ現場の安全を考える時間が増える。それと同じだよ。
はい!早速、明日からの業務で使う自動化ツール、Antigravityと一緒に考えてみます!
期待しているよ。さあ、次はデジ美さんが作った最初のコマンドが、AutoCADの中でどう動くか、一緒に見てみようか!
